珈琲紙芝居はじまりはじまり

コーヒーに好みはありますか?
コーヒーに得意不得意はありますか?

「コーヒーは山(自然)と同じです。」
それぞれにありのままの個性があります。
急な山、緩やかな山。大きな山、小さな山。高い山、低い山。寒い山、暑い山...。
その感じ方も人それぞれ。
ニセコの人にとって羊蹄山はとっても大きな山ですが、毎日富士山を見ている人にとっては小さ く感じるかもしれません。
スキーで崖のような斜面を毎日滑ってる人にとっては、スキー場の上級者コースは緩やかに感じる でしょう。
コーヒーも同じで豆の持つ元々の個性があり、その感じ方は人それぞれです。 

 

では、コーヒー豆の持つ個性ってどんなものでしょう? よくわかりやすく食べ物などに例えられたりもします。 チョコレートのような、オレンジのような、チェリー、ナッツ、はちみつ、野菜...。 その他、口当たりや、酸味・苦味・甘味もその個性の一つです。 

 

それらコーヒー豆の持つ個性はどこからくるのでしょうか?
それは、生産地の標高や気候、コーヒーの木の品種、収穫後の処理方法。運搬や保管方法も影響 します。
よく焙煎と言われますが、焙煎はその個性を最大限に引き出す努力をしているにすぎません。
抽出も同様でコーヒー豆の持つ個性を引き出してあげるのが一番です。 

 

とはいえ飲み方は自由です。 その時々の気分で変えても良し。コーヒー豆の種類によって変えても良し。
SPROUTでは大きく3つの淹れ方で抽出しています。
エスプレッソは濃厚で淹れるのも難しく、微妙なことが味に大きく左右します。
フレンチプレスは人の手があまり関わらないのでコーヒー豆の本来の味を楽しめます。
プアオーバーは大きく2つ。 ペーパードリップは油分や雑味をペーパーで止めてくれるので、どんなお豆もスッキリ飲むことが できます。 コレスはコーヒー豆の良さをより引き立たせてくれる器具で、特に酸味をキレイにしてくれます。
この他にもさまざまな抽出器具で楽しめます。
これがバリスタの腕の見せ所だったり、この違いがコーヒーの楽しみの一つでもありますが、お分かりの通り人や器具などさまざまな要因でコーヒーの味は大きく変わります。 

 

ある日仲良し5人組の一人がとっても美味しいと言われるコーヒーを持ってきました。 コーヒーが大好きなみんなは興味津々。
どんな味がするのか、どんな香りがするのか、みんなで味わってみることにしました。
さて、みんなが味わえるにはどうしたらよいでしょうか?
みんなが一人一杯のコーヒーを飲んだら、
エスプレッソだと100g。
フレンチプレス、ドリップコーヒーだと50gくらい。
これではみんなが一緒に味わうのはたいへん。
しかも器具や淹れる人によって味が変わってしまいます。 

 

それでは一杯だけ淹れてみんなで飲んでみたら?
「どこに口つけた?」「もうちょっと冷めてから飲みたいなぁ」「量が少ないね」「飲みすぎ ちゃった」「もっと濃く淹れて欲しかった」
みんなそれぞれ心の中で思うことがあり、
一つのカップをみんなで飲むことは意外と気を使うも のです。 

 

そういう時はカッピングがオススメです。
粉とお湯、スプーンがあれば誰でも気軽にできます。
やり方は世界共通。
一つのカップでみんなで試せます。 カッピングは一部のプロが専門的に行うものと思ってませんか? 少し前までは品質チェックや焙煎のチェックのために行い、そうだったかもしれません。
しかし、今は品質の良い豆が多くあるのでそれは大前提、その上で誰でも気軽にカッピングをし て人それぞれの感じ方でセッションする時代です。
コーヒー豆がダイレクトにお湯に伝わり、統一したやり方で行うカッピングはコーヒーの持つ個性 が一番わかりやすく感じることができます。 
 
 

カッピングは思い立った時に気軽にできます。
カッピングの時に感じた印象がその豆の持つベースです。
もし、家でコーヒーの抽出に迷った時はカッピングをして答え合わせができます。
自分の中でのそのコーヒー豆のベースを知ると、そのベースを発展させてその日の気分に合わせて 調整することができます。 
 
 

一つ一つのコーヒー豆の持つ個性を知ると、
料理とするのと同じで、その個性を組み合わせることでオリジナルのブレンドコーヒーも作ったりできます。 

 

最後に、コーヒーと山(自然)は同じです。
正解はありません。
人それぞれに感じ方も違うし、好みも違います。
山(自然の中)で遊ぶように自分の好きな遊び方でコーヒーを楽しみましょう。
そして、その楽しみをぜひ私たちにも教えてください。