ローカル・スタディ・ハイキング

山と道HLC北海道のプログラム、Local Study Hiking。
今回のプログラムでは地域で活動する「マウンテンガイド・コヨーテ」の古市さんを講師としてお招きし、ニセコの歴史を学びながらのハイキングを行いました。
テーマは「硫黄鉱山跡地を巡り当時のニセコの人々の暮らしを学ぶ」

二つの時間の流れ

今なにげなくいるこの場所も、たくさんの人が通り、たくさんの物語があります。
いつも見ている景色も歴史や人々の暮らしを感じながら見ると一味も二味も違って見えます。
遠かったものが近くに感じたり、妙に愛着が湧いたり。

次に他の誰かと来た時は、きっと自分の言葉で詳しく説明したりしている気がします。
同じ山でも二つの時間があることを知るだけで、より深みや楽しみを感じるようになります。

変化はいつの時代も

ニセコは現在、日本だけではなく世界中からさまざまなところで注目されています。
パウダースノーから通年型リゾート、高速道路や北海道新幹線、開発による地下上昇などと話題がつきません。
しかし、今回ハイキングをしながら山の歴史を辿ってみると、鉱山から温泉、山スキー、軍用地、リゾートと短い期間に目まぐるしく変化していることがわかりました。
どの時代もこの地に出合い、魅了されたからこその変化であることも感じられました。

これからの未来に

変化があるから今もあります。
変化は後世に受け継がれていきます。
これから起きる変化は後世にどう残るのでしょうか?
いつかハイキングをしにきた未来の人に「あの時代の人たちは何やってたんだろう?」と言われてしまわぬように。

今回も貴重なハイキングをありがとうございました。