Camp&Goの新しいプロジェクトとして「農業を知り、身近に感じることで暮らしを豊かにする」というテーマで、毎月1回LaLaLaFarmの服部吉弘さんを講師に迎えて座学と実技に分けて講習会を開催することになり、その第一回目が先日開催されました。

自然の仕組み

5月23日に開催された第一回目のテーマは「自然の仕組みと土の発酵」。
限られた時間の中でとても濃い内容を学ぶのでみんな真剣です。
座学では第一回目なので、まずは自己紹介から始まりました。LaLaLaFarmのこれまでの取り組みや経験のお話から服部さんのお話を伺い、参加者の自己紹介では、これまで野菜を育てた経験があるけれど失敗してしまった、同じように野菜を育てても味が全然違うのはなぜ?、土いじりをすることで何か暮らしに役立つことがあるんじゃないか?、それぞれに講座を通して知りたいこと、得たいことがありました。

「発酵は物事が変化することをいいます。エネルギーをチャージして物事が変化することです。自然の仕組みを知れば、それをうまく利用してエネルギーチャージできるようになります。その仕組みを知ってもらうと、健康のこと、人間関係のこと、仕事のこと、全部一緒なのできっと日常生活に役立つと思います。」

講義は最初の言葉からみんなの心に響きました。

野菜は土の分身です

美味しい野菜を作りたい、カラダにやさしい作物を育てたい、いろいろな思いがある中でその方法はたくさんあります。本で紹介されていたり、ウェブで検索したり、さまざまな方法を実践してとりあえずはうまくいくかも知れないけれど、失敗したら次の方法を試したり。情報はたくさん得ることができるけれど、「なぜそうなるのか?」というところには、なかなか行き着くことができません。

今回のLaLaLaFarmの講習会では自然界の仕組みを最初に教えてもらいました。
「なぜそうなるのか?」その疑問に対して自然界の仕組みで考えると、「どうしたらいいのか」という考えが生まれ、それが知恵となって活かすことができるといいます。
そしてそれは畑の中で起きていることだけではなく、体の中で、心の中で、暮らしの中で起きていることだということに気付かされます。

土づくり

座学の後は外に出ての講習です。講義を受けながら実際に土づくりをしていきます。
土を構成する要素を学び、堆肥をつくるうえで必要な要素を、自然界の仕組みの視点で学び、作業しました。
実際に土に触れることで、頭の中で理解していたことが、手に触れる感触や匂い、温度、音、カラダ全体を使って吸収していきます。
エネルギーを取り入れること、エネルギーを与えること、すでに循環は始まっているように感じました。

種まき、植付け

とても学びの多かった第一回。毎月開催して、秋の収穫に季節には、畑の土だけではなく、自分たち自身もどのような姿に変わっていくのかとても楽しみです。
次回のCamp&GoのFarming Project with LaLaLaFarmは6月6日に開催予定です。
テーマは「種まきと植付け」。
この数日間でさまざまな種類のたくさんのエネルギーを取り入れたみんなで作った土に新たなエッセンスが注がれます。

第一回、ありがとうございました!