違う場所から同じゴールを目指す

8月30日にSpeaker Campを開催しました。
第9回目となるSpeaker Campでは、北海道・洞爺湖を拠点に「旅」と「アウトドア」をテーマにしたお店”ZERODAY”を営む大須賀太郎さん・桃さんをゲストにお迎えし、スペインの巡礼路「カミーノ・デ・サンティアゴ」を歩いた旅のお話をお聞きしました。

yamamoto_fotostudio

ご夫婦の旅の記録ですが、その内容はとてもユニークでした。
スペインには「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」を目指す巡礼路がいくつもあり、今回のお二人の旅は夫婦で別々の国のスタート地点から旅を始めました。
お話を聞いて、歩いた道も歩いた期間も違うからこそ感じたカミーノ・デ・サンティアゴがあり、それぞれの旅をリスペクトしているのを感じました。

yamamoto_fotostudio

「モモ」

お話の中で印象に残ったことは、桃さんが旅中にオーディオブックで聴いていたミヒャエル・エンデの「モモ」のシーンが何度も出てきたことでした。
「モモ」はこれまでにも何度か読んだことがあり、記憶は曖昧でしたが、「時間」のことについて書かれていたことは憶えています。

yamamoto_fotostudio

効率の良さや合理性、利益を追求するために失ったもの。
時間を得るために効率を優先してきたのに、効率よくやればやるほど時間がなくなること。
得られた時間はどこにいったのか。

お二人のカミーノ・デ・サンティアゴのお話が大切なことに気づかせてもらえる気がしました。

yamamoto_fotostudio

感じる機会

旅のお話は聞く人によって感じ方や捉え方はそれぞれだと思います。
旅そのものに影響を受ける人、出会った人たちとお話に興味を持った人、景色や自然に感動した人、食べ物やその土地の文化を知ることができた人、使っていた道具が気になる人、読んでいた本が引っかかった人、、、。

yamamoto_fotostudio

それぞれの感じ方で何かが心に残るということ、そういった機会があるということが大切なことだと思いました。

それは飾らず、まっすぐに、ありのままを話すZERODAYのお二人の姿があったからこそ感じるものでした。
今回も素晴らしい旅のお話をありがとうございました。
旅の詳しいお話はぜひ洞爺湖のZERODAYを訪ねてみてください。

yamamoto_fotostudio

Camp&Goでは、「Speaker Camp」という名のイベントを開催しています。
旅の話やスポーツの話、大会やレースの報告会、身体の健康を考える会、自然や地域の環境について学ぶ会、さまざまなジャンルのワークショップも。コーヒーやお酒を飲みながら楽しいことを自由に話すお茶会のようなふれあいの集いです。


Yoshi
Yoshi

Sproutのオーナー

Privacy Preference Center