昨年の大峯奥駈道3daysに続き、同じメンバーで秋の遠征へ行けとことに感謝です。

今年は計画が二転三転したけれど、「東海自然歩道を歩こう」ということに決定。
東海自然歩道は、「明治の森高尾国定公園」と、大阪の「明治の森箕面国定公園」を結ぶ、緑総延長1,697.2 km の長距離自然歩道。コースは1都2府8県に及び、 東京都・大阪府・京都府・神奈川県・山梨県・静岡県・愛知県・岐阜県・三重県・滋賀県・奈良県の各都府県を国定公園で つなぐ形になり、名勝地をはじめとして古戦場、旧街道、伝説の地など歴史を忍ばせるものが随所に見られ、全コースを歩くと 40日から50日程かかると言われている。

今回僕らが歩いたのは起点の東京高尾から丹沢までの間のみ。
せっかく関東まで来たのだから丹沢の山も満喫しようということで、丹沢から入り、姫次という東海自然歩道最高標高地点から東海自然歩道に合流し、高尾を目指すルートをとった。

丹沢から高尾、これをTTTというそう。

1日目「丹沢満喫」
前日に小田原に泊まりメンバーと合流し、宿でパッキング。
翌朝、丹沢の玄関駅である渋沢駅からバスで大倉まで行き入山。
さすが日本を代表するハイキングスポット、すごい人。

富士山を眺めながら塔ノ岳まで終始登り続ける。
バカ尾根と呼ばれる尾根をひたすら登り続ける。しかもほぼ階段、、、

素晴らしい眺望の塔ノ岳、丹沢山、そして丹沢最高峰の蛭ヶ岳、階段混じりのアップダウンを歩いていくと徐々に人の数も減っていき、東海自然歩道の合流点である姫次に着いた時は、他に人がいなかった。

混雑するだろうと思っていた黍殻避難小屋も貸切。トイレに行くときに光る鹿の目と鳴き声にドキッとしながらも快適な夜を過ごした。

2日目「東海自然歩道」
黍殻避難小屋を出発し、道志村を通り、相模湖を目指す。
街をつなぐトレイルは登山のトレイルとはまた一味違う。

この地で暮らす人の生活を感じることもできるし、里山も地元の人が散歩のように歩いている。
学んだことは、街をつなぐということは食料などの補給もできるということ。通過する街に何があるかを調べておけば荷物もかなり削減できる。

相模湖ではいろいろハプニングもあり、バンガローに宿泊することになったが、急遽受け入れてくれたキャンプ場は船でしか行けないところで、渡し舟にも乗れる嬉しい誤算もあった。
山での宿泊とは違い、下山しての宿泊は緊張感もとけてリラックス状態。山歩きではなく、旅だということを実感した。

3日目「大都会」
早朝渡し船で対岸まで送ってもらい、東海自然歩道の起点である高尾はもう二つ山を越えた先。
あっという間だ。

城山の茶屋できのこ汁やコーヒーでまったりしながら都会の山を満喫。

高尾山が近づくにつれ徐々に人の数も多くなる。
ところどころに人が座るところや東屋があったりして、山歩きが暮らしの身近にあるのを感じる。こういう自然をゆっくり感じる空間が日々の暮らしの中にあったら、ちょっとした息抜きだったり、何かアイデアを考えたり、本を読んだり音楽を聴いたりといったこともしたくなるかもしれない。コーヒーも飲みたくなるだろう。

高尾山は噂には聴いていたけれど、想像以上の人の多さにビックリ。
これが世界一人の多い山か。

下山して、東海自然歩道の起点にタッチした時、今回の旅が終わったと同時に僕らの東海自然歩道の旅がはじまった気がした。

今年も素晴らしい時間を共にした二人の山田さん、いつも通りにお店を開けてくれていたスタッフのみんなと、快く送り出してくれた家族に感謝です。

旅で得たことはしっかりお店に反映させていきます。
それは今後のCamp&Goの経過を見るとわかってもらえるかもしれません。