2022年8月25日0時、STRIDE LAB NISEKOが主催するイベントZERO LIMITS NIGHT NISEKOに参加しました。
ZERO LIMITS NIGHTとは
トレイルランニングのロングレースに出られる方向けに夜通し走るイベントで100マイルレースや100kmマラソンなどでは、夜間の練習は必須。しかし、実際は夜のトレイルを走ったり、歩いたりすることは一人ではなかなかできません。みんながそれぞれのペースで目標に向かってモチベーションを保てる環境で、刺激を受けながら、周りには誰かが走っている安心感の中で朝まで自分のペースで走り続けられるイベント、そんなイベントをStride Labが企画しました。それが「ZERO LIMITS NIGHT」です。
ZERO LIMITS NIGHT NISEKO
「ZERO LIMITS NIGHT」をニセコスタイルにアレンジ。
制限時間は33時間。27日の朝9時まで走り放題です。
コースは自慢の「NISEKO LOOP」。アンヌプリ、イワオヌプリ、大沼、神仙沼、長沼、チセヌプリ、ニトヌプリを含めた本格的な山岳トレイルを使い、また、ランだけなくハイクでも参加可能で、参加時間も自由です。時に優しく時に過酷なニセコのトレイルランナー自慢のトレイルです。
みんなで走ること
最初の15kmは数名で一緒に走りました。夜の山の中はとっても孤独で恐怖感も拭えません。そんな中近くに誰かがいるという安心感は疲労も和らげてくれます。そしてイベントではMileStoneの協力のもと、ヘッドランプMS-i1 Endurance Modelがレンタルされ、夜間のヘッドライトの大切さを知り、視界が明るい中でのストレスの軽減を感じて走ることができました。
レースを控えている人、初めての山中でのナイトランの人、エキスパート、さまざまな人が夜の山の中で走りながら話した会話、交流した時間は心に残り、一体感のようなものもでき、とても濃厚な時間でした。
長時間動き続けることで気づくこと
長時間といえどのんびり休憩もしたし、食事も摂ったのでレースのようなハードなシチュエーションではありません。しかし、33時間。実際には夜の山中で強風と視界不良という天候不良で気持ちがついていかず、22時間で断念しましたが、それでも気づきや学びは大きいものでした。
こんなことにもチャレンジできる、チャレンジしたら自分はこんなこともできるんだということを知ることができる。
その一方、疲れてくると自分に言い訳を考えはじめたり、それを正当化しだしたり、誰かのせい何かのせいにしたりしはじめる。
悪天候、一人での山の中の時間の孤独と恐怖から生まれた感謝と謙虚な姿勢。
さまざまなことを経験させてもらえました。
山で得たことは日々の暮らしに
このZERO LIMITS NIGHT NISEKOで体験したことは日常の生活での気づきと学びともいえます。
つらいとき、うまくいかなかったりしたとき、言い訳したり、誰かのせい何かのせいにしたりしていないだろうか。
山の中よりもむしろ日々の暮らしの方がよっぽどうまくいかなかったり、思い通りにならないことが多い。
そんな中で山での気づきと学びは必ず生きるはず。
これからもひとつひとつを丁寧に。
感謝と謙虚な姿勢を持ってさまざまなことにチャレンジしていきたいと思いました。
一緒に走った皆さん、時間を共にした皆さん、STRIDE LAB NISEKO、素晴らしい経験をありがとうございました。
また、来年も参加します!
Life is what happens to you while you are making other plans.
人生とは、何かを計画している時に起きてしまう別の出来事
-星野道夫「イニュニック」より-
Yoshi
Sproutのオーナー
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