忙しかった冬シーズンとゴールデンウィークが終わり、年に2回の季節の大そうじを行いました。

普段はコーヒーを提供させていただいているバリスタやお菓子をつくるパティシエのみんなも、せっせとそうじに励みました。
「たかがそうじ、されどそうじ」
小学校の頃、教室に大きく書かれていた文字が思い出されます。

大そうじは普段の業務と違って表立って効果や感動を得られるものではないかもしれませんが、こうして繁忙期の後に大そうじをすることで多くの気づきと感謝が生まれます。

コーヒーマシンや焙煎機、抽出器具や冷蔵庫は休むことなく使いこまれた跡が残り、忙しく過ぎた時間のひとつひとつが思い出されます。
商品からも関わってくれた作家さんたちやご縁があってつながったメーカーへの感謝。
客席ではたくさんの人が使用した跡や手にとってくれた本から、どのように使用されたのか、どうすれば使いやすいのかということも気づくことができます。

SPROUTも含めCamp&Goはただ商品を提供するだけでなく、商品を通して想いを届けることを大切にしています。
そうじをしても新品のようになるわけではありません。しかし、そうじをすることでちゃんと使われているからこその味のようなものが出てくることは間違いありません。

私たちが真面目にコツコツと、コーヒーに遊びに本気で取り組んでいくことで、この場所に魅力的な人がたくさん集まってくると信じています。
そして魅力的な人たちが使い込んだ跡を、しっかりと磨いて味として残していきたいと思います。