エクスペディション
この秋私たちはコーヒーのサーブや商品の紹介をしに、さまざまな場所を訪れる企画をしています。その企画を「Coffee Expedition」と名付けたのは、7月にシーカヤックで知床半島をまわる知床エクスペディションに参加した際に、ガイドの新谷さんの言葉が強く印象に残っているからでした。
「レジャーの延長とか競争とか道具の話とかではない世界。そういうシーカヤックではないことを言いたい。『やるに値すること』だから続けている。」
「やるに値すること」を持って進むということはシーカヤックに限らず、どんなことにも言えることだと感じました。
Coffee Expeditionでも自分たちの「やるに値すること」を心に留め、迷った時はこの言葉を思い出していきたいと思います。

ストーリーを伝える
Coffee Expeditionはニセコのお店を支えてくれているみんなの想いを持って、グアテマラやコスタリカの生産者さんたちとつながりのあるコーヒーや、Camp&Goに集まる楽しい人たちの記録を記したLOGBOOK、オリジナルのグッズを携えていきます。
それぞれの商品を販売するというよりも、ストーリーを伝えることが大きな目的です。
遠くのものも近くに感じる。近くに感じるものを大切にする。
どんなものにも人が関わっている。それを感じることができるだけで、目の前にあるものも目には見えないものも、ひとつひとつ、ひとりひとりを大切にすることができる。
Coffee Expeditionでは身近な人の想いを旅先に届け、旅先で出会った人たちの想いを身近に届けることをしたいと思っています。

SPROUTという心の芽
「得意とすることで誰かに喜んでもらう」というのが会社としてのテーマです。
「得意とすること」とは新谷さんのいう「やるに値すること」であり、「自分の仕事」ということでもあります。
2009年にSPROUTを始めた時から大切にしている「遊び心・冒険心・楽しむ心・追求する心・伝える心」という5つの心の芽があります。その心の芽を育てていくことこそが、その人にとっての「得意とすること」になり、それが誰かに喜んでもらうことにつながり、会社ができることはみんなの心の芽がすくすく育つ土を整えていくことだと考えています。

2025 AW Coffee Expedition
メンバーがそれぞれだったり旅の間は空いていますが、この9月から12月までの旅をひとつの冒険として捉えています。
どんな世界が待っているのか、ドキドキとワクワクが入り混じった感情は、まさに冒険です。
競争だったり、新しいものの宣伝とかではない、自分たちにとっての「やるに値すること」であるCoffee Expeditionがまもなく始まります。

2025年の秋冬のCoffee Expeditionは東京から始まります。
9月24日から27日は東京ビッグサイトにて「SCAJ2025Coffee Village」に出店、26日はエスプレッソマシンFAEMAのメーカーブースにてコーヒーサーブのパフォーマンスもあります。
9月30日から10月4日は札幌大通り公園にて初出店の「Sapporo Autumn Fest」。
10月8日から13日は札幌丸井今井にて8回目の参加となる「Sapporo珈琲マルシェ」。
10月18日-19日は名古屋の老舗アウトドアショップMOOSEにてニセコ産のスキー板TESMAとエゾシカグローブのニセコグローブ製作所、洞爺湖在住のバックパックブランドifyouhaveとの合同出店。
10月29日からはネパールトリップに出かけ、ネパールでの農園訪問、カトマンズでのコーヒーイベント「Bistarai Bistarai Coffee Festival」に出店。その後エベレスト街道を歩き、エベレストベースキャンプでのコーヒーサーブを予定しています。
11月19日-22日は韓国ソウルで行われるカフェショーを訪れ、
12月はエチオピア・イルガチェフェの農園訪問を予定しています。


Yoshi
Sproutのオーナー
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