雪が少しずつ溶け、土が見えはじめ、つくしや蕗の薹が顔を出すといよいよ春の訪れを感じます。
11月の後半から数ヶ月間ずっと雪に覆われた真っ白な景色は静寂でとても魅力的ですが、寒さや暮らしの大変さもあったりして、どこか心が緊張しているのかもしれません。

だから春を感じた時は本当に嬉しく、心の開放感を感じます。

倶知安の駅の裏にある旭ヶ丘は身近な自然で春を早く感じられる場所の一つです。
スキー場の営業が終わり、日が当たるところから雪が溶け溶け始めると、トレイルが現れ、脇にはカタクリやエゾエンゴサクが花を咲かせます。

朝、散歩をしたりトレイルランニングをしていると、土や草、花の匂いをふわっと感じることがあります。
そんな時、とてつもなく大きな喜びとエネルギーが体に入ってくるのをを感じます。
コーヒーでそんな感動を表現できないかなぁといろいろ試してできたのが春のブレンド“わかばブレンド”です。

コーヒー目線では「土っぽい」「草っぽい」という表現はネガティブになってしまうかもしれないけど、
ずっと雪の上ばかりを走ってて久し振りの土の感触と緑の香りはとても嬉しいもので、
そんな感動をコーヒーで表現できるのはありがたいことです。

賛否両論あるかもしれませんが、この土と草と花の香りが「北国の春」です。