自転車屋さんがないサイクルタウン

ロードバイクやマウンテンバイクといった自転車のアクティビティが盛んなニセコ、
けれどニセコには自転車屋さんがない。
サイクリストたちはみんなインターネットで情報収集し、オンラインショップで買い物。
パンク修理もパンクした自転車を1時間くらい押してホームセンターに持って行き、治って返ってくるまで1週間。
それが水野自転車店ができる前のニセコ。

Camp&Goのキャンパーとして最初に決まったのが水野自転車店だった。

地域のサイクリストの協力もあり、水野自転車店を紹介していただき、とんとん拍子に出店が決まっていった。
水野自転車店が倶知安にできたことは救世主だった。
子供たちはみんなカッコいいマウンテンバイクに乗り、ギアの調子が悪かったり、ハンドルのグリップが悪くなってきたりしたら持っていく。
自転車のレースの前は、バイクの調子を見てもらい、問題なくレースに挑めるようにしてもらう。
2年半という期間で、そんな光景が当たり前のようになった。

旅に出る

Camp&Goでお店をやって良かったのだろうか?
何か得たものはあったのだろうか?
不満は?
キャンパーが不満を抱えて去ることほど悲しいことはない。
キャンパーを快く送り出せなかった時ほど後悔することはない。
キャンパーたちは旅に出る理由がある。
ここにいる自分たちはあふれるほどのパワーを送って、旅に出る人の幸せを祈って、ますますの発展を願って、手を振って見送りたい。

新しい水野自転車店

水野自転車店はCamp&Goから数分離れたところに新しくできるカフェの中で営業する。
頼れる自転車屋さんが近くにいてくれることが本当にありがたい。
もうパンクした自転車を押して歩く人を見ることもほとんどない。
新しい自転車を買いたい時、調子が悪くなった時、もっと速くなりたい、疲れなく漕ぎたい、自転車のことでわからないことがあったら、インターネットではなく水野自転車店に寄ってみたらいい。

当たり前のようにある自転車屋さんは2年半前にゼロから始めたのだ。
水野さんはそんな街の風景をつくってくれた。

Camp&Goのみんなは、これからも水野自転車店を応援してます。
楽しんで!がんばって!

明日からCamp&Goはまた毎日が続いていく。
前を向いて歩んでいく。

水野さん、ありがとう。