春の知らせ

日の出の時間も早くなり、昇ってきた太陽の向かう先も上の方になり、陽の光が暖かくなってきました。
積もっていた雪も溶け、土が見えはじめ、山の中でも沢が流れはじめています。
暖かさや音、匂い、体のあらゆるところから春を感じます。

冬囲い

お店の正面にある冬囲いをとりました。
冬の間ずっと雪の中に埋まっていた木は、包んでいたコーヒーの麻袋をとると急に深呼吸を始めたかのように太陽の光を取り込んで肌の暖かさが増し、生き生きとしはじめました。

嬉しさと寂しさ

春は別れの季節でもあります。
冬の繁忙期に働きにきていた人、長期滞在のスキー客、みんな冬のニセコを楽しんでいた人たちが、それぞれの場所に帰ったり、次の場所に旅立ちます。
お店をはじめて私たちもいつしか見送る側になり、もう何回繰り返しているかわかりません。
何度繰り返しても別れは寂しいものです。

流れる季節

ニセコは特に季節の変化が著しい場所です。
新しい季節がやってくるように、新しい出会いもやってきます。
言い換えると出会いと別れも自然の流れる季節のひとつなのかもしれません。私たちはその流れの中で生かされているのだと考えさせられます。
そして、見送る側の私たちもこの場所から新たなチャレンジをして、次の場所へ旅をしながら次の季節を迎えます。