SPROUTのダーティーレモンやレモネード、レモンスカッシュでお馴染みの国産レモンは、広島県の瀬戸田というレモンの名産地で、「食べて美味しいレモン」を栽培するシトラスファーム・たてみち屋さんに送って頂いています。
Hellogoodayのおやつでも同じレモンを使用していますが、今年はレモンと一緒に立派なネーブルオレンジも入荷しました。

この立派なオレンジを一体何に変身させられるだろう、どうやったらこの味も香りもダイレクトに楽しめるだろうと考え、「せっかくの国産オレンジ。この香りの良い皮ごと全部使いたい!」と思い、皮の処理方法を調べてみました。

そしてネーブルオレンジは皮の茹でこぼしなどの柑橘果皮にありがちな面倒な処理がなく、そのまま調理できることが判明し、まずはオレンジを丸ごと使ったオレンジソースを作ってみました。

シンプルに皮ごと煮込んでミキサーで粗めに挽いてペースト状にし、それをどうSPROUTのメニューに取り入れるか、スタッフ同士で話しました。

「オーストラリアでアイスクリーム屋さんとかに行くと、必ず’jaffa(ジャッファ)’っていうのがあって、フレーバーとしての’jaffa’はその多くがオレンジとチョコレートやコーヒーを掛け合わせたもので…」
「じゃあ、モカに入れてみる?」

そうした会話から試行錯誤を繰り返して、新しいシーズナルドリンクの「Orange mocha」が誕生しました。
オレンジの香りをフワッと感じられるのはホットドリンクで、デザート感覚でお愉しみいただけて食べる感覚になるのはアイスドリンクでお召し上がりになるのがオススメです。

そしてオレンジの皮ごと全部を使いたい思いで調べ続けていて見つけたのが、同じく現在店頭に並んでいる「丸ごとオレンジのケーキ」のレシピでした。
ヘタと種だけ取って、後は他の材料と一緒に丸ごとミキサーにかけます。
皮の苦味もほのかなアクセントになり、そして皮の内側の白い部分がケーキを保湿してくれて、良いことずくめのケーキです。

ワックスや防カビ剤などの心配がなく、皮ごと使いたい素材を作ってくださる生産者さんがいるからこそできる使い方だと思います。
ぜひ旬の味を愉しみにいらしてください。