Camp&Goの新しいプロジェクトとして「農業を知り、身近に感じることで暮らしを豊かにする」というテーマで、毎月1回LaLaLaFarmの服部吉弘さんを講師に迎えて座学と実技に分けて講習会を開催。第三回目が先日7月4日に開催されました。

野菜の管理

6月に植えた野菜たちもすくすくと成長し、中には身をつけている野菜も見かけられます。
今回のテーマは「野菜の管理」。実際に育ってきた野菜たちを見ながらレクチャーを受けて手入れの方法を学びました。
畑の作業のひとつひとつになぜやるのかという理由があり、説明を受けました。
例えば脇芽をとるという作業。そもそも植物に脇芽が出るというのは、その植物たちが子孫を残そうとするからです。しかし、ちゃんと成長していないうちに子孫を残すと親がダメになってしまいます。人間と同じで植物にとっても子孫をつくるカラダになるまで成長する必要があるのです。
そのサポートをするのが人間の役目。未発達な状態で実をつけてしまうことを防ぐため、栄養が一番行き届くポイントを探ることが大切です。
管理にではどう育てるのかが大切になります。
たくさん収穫するのか、大きく育てるのか、味を取るか量を取るか、早く終わらせるか、長く収穫するのか。育て方の目的に合わせた管理が必要で、正解不正解はありません。
野菜管理について、日常の暮らしに当てはめて説明していただき、とても理解しやすかったです。

根が先か芽が先か

種を蒔いたときにその種から出てくるのは根が先か芽が先か。
不意に聞かれると考えてしまう質問ですが、正解は根が先です。
これは第一回、第二回の講習会でも習った通り、原因と結果の法則です。
目に見えないところが本質で表に出てるものは見えない部分がカタチとなって表れたもの。
根と芽は対になっていて、根が張るから芽が出る。脇芽をすぐにとるということは根を張るきっかけを奪ってしまってるということになります。そこで、脇芽を少し遅らせてとると根が張っているのでもっと成長しようとします。
自然の力で育てるには力強い根を張る工夫が必要です。

自然の多様性

植物は葉から光合成して根からさまざまな物質を出し、それが微生物の餌となって微生物が活発になり数も増えていきます。そしてその微生物たちが枯葉や動物の死骸などを分解して土を作り出す。菌根菌(AM菌)といわれ、植物と微生物はお互いに支え合ってバランスを取っています。つまり、畑に生えている草も雑草ではなく、土をつくる大切な存在なのです。豊かな土にするためにも雑草の処理は根を残すことが大切です。

たくさんの植物たちが生えていて多様性に視点が行きがちですが、多様性とは結果の世界で、原因はエネルギーにあります。エネルギーを蓄えて生き残っとものたち、エネルギーを呼び込んむために残ったものたちを多様性といいます。
自分たちで生き残れるようにバランスを取っていくのが自然です。多様性は人間がつくれるものではなく、お互い支え合うものたちが残って、それぞれの個性を見て多様性と呼んでいるのです。

大切なことは気にかけること

野菜の管理の講習は参加者のみんなの質問もあって、深く深く進んでいき、月の満ち欠けや発酵、エネルギー、圧力、終わる様子がありませんでした。
それは自分たちの暮らしと野菜づくりが直結していることにみんなが気がつきはじめたから。
野菜の管理で大切なことは、毎日触ること、見るだけでも育ち方が全然違うといいます。気にかけることで共鳴し合い、思いが通じる。それは私たちの暮らしと同じです。