10月26日から27日に様に町で開催されたHIDAKA TRAIL DAYSに山と道HLC北海道のプログラム開催として参加させていただきました。
日高襟裳十勝国立公園
2024年6月25日に陸面積では日本最大の大きさの国立公園として指定された「日高襟裳十勝国立公園」。
国立公園に指定されたことを記念に、今後地域を活性化させようとHIDAKA TRAIL DAYSが企画されました。
場所はアポイ岳のある様似町。
太平洋と日高山脈に挟まれ、千歳から3時間、札幌から3時間半、帯広から2時間、と交通のアクセスは決して良くなく、しかし、それが自然豊かな人々の暮らしの風景をつくり出し、とても居心地の良い場所でした。
ハイカーと地域をつなぐ
山を楽しむハイカーと地域の住民を繋ぎ文化を創出する祭典として、会場では、国内のアウトドアガレージブランドやショップが出店しハイカーたちには嬉しい場であり、地域の食材を使ったトレイルフードや固有種の日高草の柄で染められた手拭いなどの販売、地元の木材を利用してテーブルを作るワークショップ、アイヌ料理の食事など、地域に触れる場でもありました。
「トレイル」というテーマでのトークイベントもあり、山・道・街というキーワードについて考えさせられました。
一体感
日が暮れて寒くなると焚き火があるところへ人が集まりました。
そこでまったのはアイヌ舞踊。
独特のリズムとダンスと歌。それに焚き火のゆらゆらと揺れる炎が次第に一体化していきました。
そして最後はハイカーも地域の方もみんなで輪になってアイヌ舞踊を踊りました。
まさにハイカーと地域の住民が繋がった瞬間に思えました。
アポイ岳
翌朝、日の出とともにアポイ岳に登りました。
標高881mと高くはない山ですが、植物や山深い尾根の様子は高山に来たようで、また海がとても近く魅力溢れる山でした。
下山途中、トレイル整備の方々とお会いし、この山がいかに人に愛され大切にされているのかが伝わりました。
新たなスタート
「国立公園になったことが新しいスタートです」とイベント関係者の方がお話ししていた通り、なかなかアクセスの良いとは言えない場所で、たくさんの人に来てもらう。
国立公園になったというだけでは何も変わりませんが、こうして熱い思いを持ってイベントを開催することは、訪れる人にも住んでいる人にも気づきの多い機会です。
そしてHIDAKA TRAIL DAYSはハイカーと地域に住む住民がつながった、まさに新たなスタートでした。
Yoshi
Sproutのオーナー
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