2023年12月16日に倶知安町の積雪量が1mを超えました。この時期に1mを超えるのは2005年以来の19年ぶりで、昨冬の10倍にもなります。
年が明けて少し大雪も落ち着き、束の間の休息といったところです。
毎朝除雪作業をしてくれる方や、屋根の雪下ろしをしてくれる方には感謝の思いです。
除雪からはじまる朝
SPROUTとCamp&Goがある倶知安町の駅前通りには流雪溝といって、道路の下に水が流れており、そこに雪を捨てることができます。水が流れているのは偶数時間のみで、それ以外の時間は流雪溝に水が流れていないので雪を捨てることができません。
5am、店の外には多い時で30cmほどの雪が積もっています。
Camp&Goの階段、がっぽの丸太、栗の木のテーブル、各店舗の出入口、これらに積もった雪を落とします。その後、雪に埋まった流雪溝を掘り出してフタを開けます。
6am、偶数時間になるので流雪溝に水が流れます。同時刻に道路の除雪車が通り、道路に積もった雪を端に寄せ、道路の端には固く大きな山ができます。
その山を崩しながら流雪溝に流す作業、朝一でおろした雪や建物周辺の積もった雪も流雪溝に流します。
助け合い
依頼している除雪車が駐車場の除雪の作業に入ります。
除雪業者さんはCamp&Goが始まってから頼んでいるので5年になりますが、5年にもなるとお互いの動きが理解できてきているので、除雪車でできない細かいところは手作業でカバーし、手作業でできない重い雪や固くしまった氷のような雪などは除雪車が助けてくれます。
はじめの頃はお互いに動きがわかってなくて、意見がぶつかり合ったり何回もクラクションを鳴らされたりしたこともありました。
屋根雪
屋根雪も腰の高さくらいになったら下ろすサインだと地元の方のアドバイスがあり、それが基準となっています。
SPROUTにもCamp&Goにも焙煎機の煙突があり、屋根から上に伸びている部分の高さがちょうど腰くらいになるので、煙突を越えるかどうかが目安になります。
以前はすべてスタッフたちで雪下ろししていましたが、かなりの労力と安全を考慮してプロにお任せしています。
早くてきれいに無駄なく作業をする姿はとてもカッコ良く、見惚れてしまうほどです。
ご褒美が待っている
7:30am、スタッフが出勤し、一日のはじまりを感じます。8am、SPROUTがオープンします。スキー場に向かう方、仕事前に立ち寄る方。開店と同時にたくさんの方がコーヒーを飲みにいらっしゃいます。
元気よくオープンしたことを見届けて、スキーをしに行きます。
除雪がたいへんであればあるほど、山にも雪が積もっているのでスキーも楽しくなります。
除雪作業はとても重労働でたいへんですが、スキーがあるから雪が好きでいられる。
ニセコの暮らしというのはそういうことなのかもしれません。
Yoshi
Sproutのオーナー
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