11月1日、ネパールのカトマンズの南に位置するパタンにあるカフェ「The Yellow House」にてBistarai Bistarai Coffee Festivalが開催されました。
初めてのコーヒーイベント
ネパールでのスペシャルティコーヒーのイベントは初めての開催といいます。
日本からは6店舗出店しました。
ネパールのコーヒーを日本に紹介しているアミットさんの「YETI COFFEE」。
広島でコーヒーを通してさまざまなカルチャーを発信する「MOUNT COFFEE」。
日本のエアロプレスの第一人者で福岡に店舗を構える「MANLY COFFEE」。
今回の出店のムードメーカーでいつもみんなを楽しませてくれる岡山の「ONSAYA COFFEE」。
大阪のアークテリクスに併設するベータカフェを運営する「OVER AND OVER」。
イベント運営の協力助っ人は広島のコーヒーイベント「ユルマル」を主催するメグミさん。
そして、北海道から参加の「SPROUT」。
みなさん本当に楽しい人たちばかりで成田空港からカトマンズ、コーヒー農園、イベントと終始笑顔の絶えない時間でした。

ネパールからは「Kar:Ma Coffee」「Personal coffee roaster KAZU」「Nya:No Specialty Coffee」「Kairos Cafe」「Himalayan Specialty Coffee」が出店です。
みなさんからコーヒーに対しての情熱を強く感じました。
学ところが多かったです。

前日のミーティングと準備
この時期としては珍しく雨が降り続いていたネパール。前日準備も停滞状態でしたが、遅めの朝食をとって歩いて会場のThe Yellow Houseに行きました。
とても素晴らしい空間で外の席やイベントの広場などはSPROUT、Camp&Goに取り入れたい要素がたくさんありました。
雨なので設営や準備をすることもできず。それでも会場をゆっくり見れたことや出店者のみんなとゆっくり話せたことが初対面がたくさんの中だったので、とても有意義な時間でした。

会場を見た後はタメルの街でイベントに必要なものを買い出しに行きました。
どんな会場でどんな設備があって、そんなふうに提供して、、、何もイメージができていなかったのでコーヒーの備品関係も足りないものばかり。
そんな状態でのタメルでの買い出し時間はとてもありがたかったです。
ヒマラヤの玄関口ということもあって、アウトドア製品もたくさん販売しており、イベントで使えそうなタンブラーなど、急きょ揃えたものも多々ありました。
POPに使える筆記用具なども買うことができ、不安がありながらも準備の日は終わり、後はイベント本番を迎えるだけです。

Bistarai Bistarai Coffee Festival
発起人のMOUNT COFFEE 山本さんの言葉を引用します。
今回のイベント名は、「BISTARAI BISTARAI COFFEE FESTIVAL」日本のロースターと、ネパールのロースターがカトマンズで集まります。
「BISTARAI BISTARAI」ネパール語で「बिस्तारै बिस्तारै」、日本語で「ゆっくりゆっくり」という意味です。アミットさんがいうには、ネパールでよく使う言葉で、急ぎすぎてる時、しんどすぎる時、頑張りすぎている時に、一度立ち止まってゆっくり整えて、またがんばろ!っというニュアンスで使うそうです。
今回、アミットさんと僕がわざわざエベレストBCに行ってコーヒーを淹れたり、大好きなみんなを誘ってカトマンズでコーヒーのイベントをしようと思うのも、本当はそうした生き方をできればなと思う表れのような気がして、今回この名前をつけてみました。
もし、日本から来てくれるお客さんや、世界からネパールに遊びに来てる皆さん、カトマンズやその他のネパールに住むコーヒー好きの人、そうでもない人、みんなにそんな「बिस्तारै बिस्तारै」な思いを感じてもらえるイベントになれば良いなと思います。
頑張りすぎる僕たちには難しいかもだけど…笑
一旦「बिस्तारै बिस्तारै」でネパールに集まりましょう!!

10:00から15:00で行われたイベントは終始たくさんの人で賑わいました。
出店者としてもたくさんの人たちと話し、たくさんの交流があり、あらためてコーヒーの持つ力を感じました。
イベントの終了時にネパールからの出店者のカルマコーヒーのオーナーの「競技や売上ではないイベントは初めてだ」という言葉。
それはとても同感でした。
純粋に人との交流を楽しむ。そのきっかけにコーヒーがある。
多くのことを気づかせてくれるイベントでした。

ネパールで世界のコーヒーを
自国で美味しいコーヒーが栽培されていることもありますが、海がないネパールで輸入にコストがかかる世界中のコーヒーを飲むことはあまりない印象があります。
そんな中で日本の出店者がグアテマラ、コスタリカ、コロンビア、エチオピアなど、世界中のコーヒーを持ってきました。
SPROUTからもグアテマラのウエウエテナンゴのエルウィンさんが作ったコーヒー、コスタリカのファンラモンさんが作ったコーヒーと、それぞれ友人と呼べる人が作ったコーヒーを持っていきました。中米の生産者と日本のロースターとネパールの人、みんなが繋がったこと。それだけでもすごく嬉しい瞬間でした。

「 Give back to society」というアミットさんが掲げるテーマに共感して集まったメンバー。
みんなを集めたMOUNT COFFEEの山本さん。
そして、強力な助っ人たち。
みんな自然体で楽しみながら取り組んでいる姿に心を打たれた。そしてすごく居心地が良かったです。
イベントに声をかけてもらえたこと、一緒に出店させてもらえたことに心から感謝をしたいです。

Yoshi
Sproutのオーナー
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