休みの日には農家さんへ
北海道に通年で住むようになって、SPROUTがきっかけで知り合った喜茂別町にある有機野菜の農家さんのお手伝いをさせてもらうようになりました。
かれこれ5年目くらいになるでしょうか。
最初の頃はアルバイトとしてお給料をいただき、丸1日作業のお手伝いをしていましたが、いまは、午前中に3時間程作業をして食べたい野菜を収穫、そのあと畑の恵みを使って一緒にお昼を作り、楽しく食べ、コーヒーを頂いてワイワイ話をしてお昼過ぎには解散、という流れです。
「お仕事」ではなく「お手伝い」
仕事というよりは、「知り合いの畑を手伝い、野菜の育て方・育ち方を実際に見て学び、旬の野菜をたくさん食べられる」という感覚で通っています。
普段はなかなか土に触れる機会がないので、香りや手触りも新鮮です。
暑い時期の作業では、ほんの少し風が吹くだけでもとても心地良く感じたり、太陽に雲がかかると一瞬暑さを和らげてくれたり、突然の雨さえも空気を冷やしてくれて嬉しく感じたりします。
そういう、五感を使って季節を感じることが、とても嬉しいのです。
生産者がわかるものを
最初の頃、飲食店で調理の仕事をしながらお休みの日を利用して農業に行っていた時に、そのお店でその農家さんのトマトを仕入れて調理し、実際にメニューに「喜茂別の○○さんの有機トマトのパスタ」と書かれているのを見て、なんだかとても嬉しく感じ、同時に「調理している人も目の前に居て、どこで誰がどんな風に育てた野菜かまでわかるお料理って、とても安心で、豊さが違う気がする」と感じました。
それからです、料理に使う素材も、今ここでおやつを作る時の素材も、なるべく生産者の方がわかるものを、購入するようにしています。
朝食にも
夏の間だけ月に1度開催している Breakfast Camp。
コーヒーはもちろん、毎回手書きのメニューにはどこの農園のお野菜か、誰が焼いたパンか、などを記載しています。
こだわりの素材があれば車を走らせて購入にいったりもしています。
是非、メニューボードにも目を通して頂いて、気になる農家さんがあれば訪ねてみてください。
Emi
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