SPROUTでは月に一度、「スピーカーキャンプ」という名のイベントを開催してます。
旅の話やスポーツの話、大会やレースの報告会、身体の健康を考える会、自然や地域の環境について学ぶ会、さまざまなジャンルのワークショップも。
コーヒーやお酒を飲みながら楽しいことを自由に話すお茶会のようなふれあいの集いです。

今回は2023年4月にスキーヤー下村雄太とフォトグラファー國分知貴が2人で旅したノルウェーのスキートリップ。旅の目的地リンゲンアルプスの山々を中心に旅の記録とその旅から得た経験とストーリーをスライドと映像で振り返りました。

スキーヤー下村雄太

雄太くんとの出会いは彼が高校生の時にまで遡ります。
学校帰りにスキーをして家に帰る前にバス待ちでSPROUTに寄ってくれていました。高校の制服姿にスキー板とブーツを持ってバスを待っている姿が印象的でした。
高校卒業後はスキーで生きていく、と進路を決め、その後はアウトドアを学び、山の経験を積み、たくさんのチャレンジをし、スキーヤー下村雄太として地元に戻ってきました。

フォトグラファー國分知貴

10年ぶりに地元に帰ってきた雄太くんと夏の知床連山の縦走に行った時のことでした。
前泊した宿にてフォトグラファーの國分知貴くんと出会います。
スノーボーダーでありフォトグラファーである國分知貴くんが、スキー雑誌で雄太くんが掲載されていた記事を読み感銘を受けていたところでの偶然の出会い。
運命を引き寄せる2人の力を感じた瞬間でした。

以来、厳冬期の斜里岳や知床の遠音別岳での滑走、パックラフトでの川旅など、毎年チャレンジを重ねていきます。
「年に一度、海外を旅して自分のチャレンジをしたい」と日頃から口にしているスキーヤーと、自然と人を記録するフォトグラファーが海外の遠征にたどり着いたことは、運命の中の自然の流れなのかもしれません。

旅の魅力が詰まったトーク

今回のトークイベントではスキーヤーやスノーボーダーに関わらず、多くの方が参加しました。
リンゲン、トロムソ、そしてノルウェーという場所がどういった場所なのか、なぜリンゲンだったのか、人との出会いが生んだ旅のきっかけやノルウェーの山々やオーロラなどの素晴らしい写真とともに、旅先での出来事を笑いを交えて話をしてくれました。ノルウェーという場所に行ったこともない、イメージすらあまり持てないという方も多く、写真で見る景色はとても新鮮で、旅の話も魅力に溢れていました。出会いを大切にするところや、楽しく旅をする2人の人柄が伺え、イベントに参加した誰もが旅に出たくなるような和やかな時間となりました。

やりきったし、やりきれてない

イベントが終了し、片付けをしても帰らない参加者が2人いました。
先輩スキーヤーと先輩フォトグラファー。
イベント後に楽しく話をするもスキーヤーとしてフォトグラファーとしての熱さを感じます。
先輩から後輩に伝えたかったこと。
それは本人たちにしかわからない、でも、本人たちにはわかる、そんな空気を感じました。

今回のトークイベントの最後の締めくくりは「やりきったし、やりきれてない」というテーマでした。
その言葉に本当にやりたいこと、伝えたかったことが詰まっていたように思います。
楽しいだけではない、挑戦も含めた旅。
「やりきったし、やりきれてない」という思いを経験し、その言葉の意味を理解している先輩たちがイベント終了後も残っていたことは大きな意味があるはずです。
できることを出し尽くしながらも、悔しさに気がつくという旅。トークイベントを開催したことで自分たちに新しくスイッチを入れたようでした。

ポジティブは人に伝わる

ポジティブなことやネガティブなことというのは人に伝染するものかもしれません。
スキーヤー下村雄太とフォトグラファー國分知貴が悔しさをポジティブに伝えたことは参加者に伝わり染まっています。
ノルウェーのスキートリップのトークイベントは旅の素晴らしさに加え、悔しさはポジティブなことなんだということを気づかせてくれ、自分もチャレンジしていこうというスイッチを入れてもらえたイベントでした。

今後の2人の活躍と、2人にスイッチを入れてもらった私たちのこれからが楽しみです。

素晴らしいイベントをありがとうございました。

SKIER:
YUTA SHIMOMURA
1993/7/27
KIMOBETSU
 HOKKAIDO
テレマーカーの父の影響を受け2歳からスキーを始める。高校で競技スキーを引退。同時に山を滑る事の魅力を知りフリースキーヤーとしてのスキーライフを送るようになる。海外遠征を繰り返しながら、白馬を拠点に8年過ごし、現在は故郷北海道
喜茂別町をベースに「play with the earth」をテーマに表現活動を深める。Sponsor/seasoneqpt, sweetprotection jp,dynafit jp pomocaskins jp kangpoles jp

PHOTOGRAPHER
:TOMOKI KOKUBUN
1986/9/5
TESHIKAGA HOKKAIDO
1986年中標津町生まれ。写真家、カヌー・カヤックガイド。
この地に暮らす視点とご縁を大切に「自然と人の関わり」をテーマに表現活動している。ガイド、撮り手、漕ぎ手、滑り手、いずれにしてもフィールドの中に身を置くことをこよなく愛し、その活動から得られた感覚や自然の魅力を人に伝えることが現在の生業。