新しい焙煎機PROBAT typeⅢを設置してから1ヶ月が経ちました。
慌ただしかった期間
この1ヶ月は新しい焙煎所の作業スペースを作り、少しずつ引っ越しをしながら、PROBATとFUJIでの焙煎をし、新しい焙煎機の操作を理解したり、機械の持つ特徴を把握することに努めたり、焙煎機によるコーヒーの違いの確認といった期間となり、慌ただしくもありましたが、貴重な期間となりました。
より深く
新しい焙煎所を作る際はコーヒーの理解を深めていく場所にしたいという思いで作りました。
生豆が届きコーヒー豆としてお店に並ぶまでの工程を垣間見ることができる場所です。
PROBAT typeⅢの導入により、焙煎を客観的に観察してコントロールすることが可能となりました。ランニングやハイキングなどでもGPSが導入されて現在地の場所や標高がわかり、移動スピードや歩幅、消費カロリーなども表示され、ログを残すことができるようになりました。焙煎機も同様に焙煎中のさまざまなポイントを数値で観察することができ、ログを残して振り返りを行うことができます。
焙煎後の作業として、手作業で均一でない豆を除去するハンドピックの作業をし、そしてカッピングによる検証作業があります。
新しい焙煎所では、このコーヒー豆が商品としてお店に並ぶまでの工程のひとつひとつの作業を、より丁寧にしっかりと行うことが可能となりました。
より愉しく
まだ途上ではありますが、いずれはみんながカッピングを体験できる場所にできればという考えもあります。
コーヒー豆の違いや焙煎による違い、コーヒーの温度による違いを体験することでコーヒーの新たな発見があり愉しみは広がります。SPROUTのコーヒーをさまざまな角度で体感していただくことで、よりコーヒーを愉しんでいただきたい、また同様にコーヒーについてスタッフたちとの会話が弾めばSPROUTのコーヒーもより良くなる、そういった思いを込めて新しい焙煎所を作りました。
川に流れのように
新しい焙煎所はCamp&GoのPYRAMやSTRIDE LABが入居している、SPROUTとは別の建物にあります。カフェの中に焙煎機がなくなり、臨場感がなくなって寂しくなるという意見もありました。
しかし、あえて離れたところに設置しました。
山の間を流れる川のように、コーヒーがPYRAMやSTRIDE LABの間を流れ、WhiteWallRoomや中庭を通ってSPROUTへ、そしてSPROUTのコーヒーがまたそれぞれの場所を流れて焙煎所へ。
そう信じて離れたところで透き通るようなきれいなコーヒーの流れを作りたいと思います。
「アウトドアとライフをコーヒーでつなげる」
Camp&Goのコンセプトにピッタリきました。
これまでの焙煎所はお客さまが座ってゆっくりできるスペースにする予定です。
羊蹄山もちらっと見え、日差しが入り込み、一年中気持ちのいいスペースで焙煎作業をしている時からお気に入りの場所でした。この場所でぜひゆっくりコーヒーを楽しんでいただけたらと思います。
Yoshi
Sproutのオーナー
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