7月5日から7日、山と道HLC北海道のULハイキングPracticeのプログラムが開催されました。
計画からはじまる
このプログラムは日程のみが決まっていて、行き先や山での行動スケジュールなど、詳細は参加者のみんなで話し合って決めていきます。
1ヶ月前に最初のミーティングがほとんどの参加者の“はじめまして”。
ここから当日を迎えるまで、週に一度くらいのペースでミーティングを重ね、各々で行き方や山の状況を調べ意見交換をし、装備品について確認したり、天気予報と睨めっこ。この期間が参考自体を他人事ではなく、自分事となるのだと思います。
用意されたツアーではなく、自分たちで作った計画です。
予定外こそが旅
今回のプログラムは当初は大雪山を2泊3日で縦走する計画でした。しかし、直前になって天気予報は雨。通常だと中止となるような状況ですが、約1ヶ月間のコミュニケーションでみんなが一つのチームとなり、ベストな選択を探しました。
荒天を避けてみんなが集まれる場所、山登りの経験や体力、装備、さまざまな条件を考慮して、みんなが楽しめる計画をみんなで考える時間はとても良い時間で、予定通りにいかなくなった時に旅が始まったのだという実感が湧きました。
ウルトラライトは持ち物だけではない
プログラムのテーマは「ULハイキング」です。荷物を軽くしてどのような恩恵を受けることができるのか。それを2泊3日で体感することが目的です。したがって行程は楽すぎてもいけないし、厳しすぎても辛い思いだけで終わってしまいます。少しチャレンジングでなければいけません。
こうしなければいけないということに縛られず、あえて過酷なことをするのではなく、その時その時のベストな選択をする、それは楽をするということとは違います。状況と環境からベストを選んでいくと、人にも出会えたり、得ることも多く楽しいものになります。
モノやコトに縛られず、状況と環境を柔軟に楽しめることこそが「ウルトラライト」であると思います。
暮らしにどう活かすか
今回のプログラムでは参加者のみんなの行動のひとつひとつが、自分にとってとても学びの多いものでした。
みんなが楽しめることに集中して考えると、こんなに充実した内容になるんだという実感がありました。それには装備だけでなく予定外のことにも柔軟に対応できる気持ちの軽量化も必要なのだということにも気付かされました。
予定通りにいかないことが「暮らし」で、それをいかに楽しみに変えるか。
コーヒーを美味しく飲むうえで、とても大切なことです。
参加者のみなさん、楽しい3日間をありがとうございました。
Yoshi
Sproutのオーナー
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