Camp&Goの新しいプロジェクトとして「農業を知り、身近に感じることで暮らしを豊かにする」というテーマで、毎月1回LaLaLaFarmの服部吉弘さんを講師に迎えて座学と実技に分けて講習会を開催。第5回目となる最終回が先日10月3日に開催されました。

体感

5月のLaLaLa学校による土づくりから始まったCamp&Goのキャンパーたちの畑もいよいよ収穫の時期です。
ピーマン、トマト、きゅうり、枝豆、ズッキーニなどの夏野菜は豊作で毎日のようにキャンパーたちの食卓に並び、エネルギーの入った土が体の中に入っていくことを身をもって体感しました。
体の中から元気になるということ。体は食べるものでできているのだということを理解することができました。

実り

今期の最終講義はジャガイモ、ニンジン、カボチャなどの根野菜の収穫と種取りです。
土の中にいた野菜たちは驚くほどの成長です。そして一番出来の良かった実から種を採取して次に繋げていきます。
ツタを利用してカゴを作ったり食べる以外の楽しみもあり、残った葉や茎は土に返して栄養にしたり、すべてのものを無駄にせずに意味を持たせて生かします。

学び

シーズンを通しての講義でみんなそれぞれで解釈をし、野菜作りから日常の暮らしにつながっていったと思います。
個人的な解釈では「恩返しと恩送り」がひとつのキーワードとなってまとまっています。
土地づくりからは「恩返し」。
一番のものを返す。返されて豊かになったら、その豊かになったものを返す。それを繰り返すことで物事はどんどん良くなっていく、仕事も趣味も人間関係も、社会全体が良くなっていく気がします。
食品の発酵からは「恩送り」。
ひとつのものに菌が加わり次のものに変化する。良いことがどんどん送られて、そのもの自体が良いものに変化していく。そこに悪い菌、つまりウソやごまかしが加わってしまうと、そのものは腐敗してしまう。

循環

恩返しと恩送りと繰り返していくことで良いことが循環する。
野菜づくりで学んだことは、日常の暮らしや心の中に取り入れることができる。
そんなことをシーズン通して感じました。
LaLaLaFarmの服部さんの今期最後の講義はこんな言葉で締め括られました。
「今が未来をつくっているし、過去も今がつくっている。今をどうするかが大切です。」

野菜づくりを通して得たことをCamp&Goのみんなが日常の中に取り入れ、みんなの暮らしもCamp&Goも、もっともっと良くなっていくことを願っています。